@真夜中時計の音が一人で、カチカチと進んで行く。何もしない時間がカチカチと進んで行く。周りの家に明かりはない。外に浮かんでいる満月も雲に隠れて見えない。明かりがあるのはこの部屋だけ。僕が起きていても時計は関係なく進み続ける。世界に僕と時計だけになったみたいだ。僕はこの世界から出られないのかもしれない。いや、出たくないのかもしれない。時計が僕を置いて進んで行く。困っているのは僕なのに罪悪感が溢れて止まらない。
5/18/2023, 9:38:08 AM