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君と勉強会。久しぶりに2人きりになれて嬉しかった。
消しゴムが思ったよりも消しにくくて、文句言ってたら
「ほんとに??笑笑」とかいって、私の消しゴムとシャーペンを借りて遊んでた。思うより、消せた。
「え?!あれ、うそだぁ」「ちょ、おねえさん〜笑笑」
「ちがうって笑笑」

「上着、落ちてたよ。掛けとくね」と言って、椅子に掛けてくれた。
凡ミスして落ち込んで、顔を覆っていたら、
「ふふっ笑笑」って笑って、こっちを見てきた。
時間が終わったても、話しかけたり、身長差のある私たちが近くに並んだりしてね。
帰り、君は友達と話していてまだ帰らない様子だった。
私は何もなかったから、先に帰ろうと思って教室のドアを開けたの。その時、なにか引き留めるようなものを感じて、君を見た。そしたら、同時に目があった。そしたら、君が頭の上で手を振ってくれた。私も振り返した。
友達は少ししたら気づいたから、秘密なやりとりみたいだったの。手を振りあえるような関係に歓喜しつつも、
君のカレンダーに、彼女との記念日が書いてあって、プラマイ0だ。行きの風はなんとも思わなかったのに、帰りの風はうざく感じた。
風のイタズラはすごかった。

1/17/2025, 12:56:12 PM