ひともどき

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「過ぎた日を想う」

喉元過ぎれば熱さを忘れると人はよく言うが、過ちは毒のように身体を蝕む。
他人から投げられた鋭い言葉はもちろんのこと、言わないほうが良かったことや言わずにいたから後悔する言葉も、鉋のように少しずつ、少しずつ心をすり減らしてゆく。
こうして薄くなった心には、過ぎた日の思い出は残っていない。

10/7/2023, 1:25:35 PM