理想のあなた
可愛らしい顔立ち、優しく、人から好かれる性格、そんな貴方に似合う可愛らしいワンピースを見繕い、着飾る。
あぁ、アクセサリーも付けなければ。まるで貴方の為にあるような、この桃色の髪飾り。
…うん。想像通り似合ってる。
「…ほんっとうに…可愛いなぁ…」
うっとりしながら貴方を見る。その綺麗な目が開く事はもうないけど。でも。
「…うん。よく出来たよ。理想のあなた。どうかな?」
貴方の耳に届く事はないのだけれど。知ってる。でも言わずにはいられなかったから。
「ふふ…これでずっと、私の理想のあなたと一緒にいれるのね。」
あぁ、なんて最高なんだろう!
5/20/2024, 10:25:01 AM