月夜に染められたようなマントを羽織るあの人
お月さまから溶け出たようなはちみつ色の瞳
こちらを見てにこりと微笑み名前を呼ぶ
やわらかに曲線を描くその唇
……私を娘のようだと、愛おしそうに話す貴方
それになんて返せばいいかわからなくて、
わからなくて、ただ微笑み返す
師であり、仲間である琥珀の人は親として私に接する
けれど私は違うの
共に過ごせば過ごすほど貴方に恋をしてるから
あなたの微笑みで、あなたの声で、仕草で………
その全てが私の心を掴んで離さないから
娘になんてなれないと思っているの
それでも何も言わずに今日も貴方の隣に立つ
貴方の側にいたいから、貴方を目一杯幸せにしたいから
ただそれだけが、私を貴方の娘とたらしめる理由
3/7/2026, 6:46:35 PM