彼とわたしと

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朝)短い足で学校に向かう。この高校生活で一度も休んだことがない。これが唯一の取り柄だ。そしてごく稀に、後ろから歩いてくる君に声をかけられる。この最初の朝の幸福が、私の天使と共に訪れる。

夕)たまに、君と共に通学路を歩く。前までは毎日だったけれど、最近は時間が合えば一緒に帰ることになっている。これを始めた最初は、毎日一緒に帰れないことが寂しいと感じていた。が、時が経つにつれ、時間が合うなんて運命的すぎるので、たまに帰れる日々が、今までよりももっと幸せ感じられて良いなと思っている。お互いの1人の時間も生み出せたわけだし、これはこれで良い案だったのだ。

夜)たまに、君と電話をする。もちろんそんなに甘い話ではなく、ゲームを一緒にするためだ。それらは戦友としてのコミュニケーションに過ぎないのだけれど、君と時間を共有できる幸せが、この私にあるのが嬉しい。他の誰かでは解決できない、私だけの特権なのだ。そんな愛しい時間もいつかは終わりがくる。君の愛おしい声を思い出しながら布団に入り、今日最後の幸福を、私の天使の記憶で終える

こんなに甘ったるい文章を綴りながら、この日常が永遠に続けばいいのにと、夢物語を想ってみる

“日常”

6/22/2024, 12:44:09 PM