わたしは、自分の気持ちを表出することは、あまりしない。
幼い頃、好きなお菓子を持っていっていいよと言われ、好きなお菓子があるに、なんでもいいから余ったものでいいと言って、自分の本当の気持ちを隠していた。
すると、周りに合わせてばかりいるうちに、いつの間にか、自分の気持ちがわからなくなった。
それがわかったのはつい最近だ。これから”どうしたいか”きかれたとき、わたしは話しているうちに話の内容から徐々にはずれていった。”どうするべきか”を話していた。自分の想いを後回しにして、他人が望んでいると推測したことを実践しようとしていた。
わたしは、このことに気がついて、どんな小さなことでも、自分の気持ちを誰かに伝えようと思った。その気持ちを聞いてもらえるか、受け入れてもらえるかはわからないけれど、きっと伝えることに大切な意味があると思うから。
だけど、自分の気持ちを伝えることで、自分がこれからどう生きたいかを、少しずつ考えていける気がする。
意識から外れた、無意識の領域に、わたしのひそかな想いは、静かで影は薄いが、輪郭をもった力強いエネルギーとして、そこに確かにある。
この思いをみつけるためには、自分の気持ちを伝える習慣をつけることが重要だ。気持ちを伝えること事体に意味がある。
その伝えた気持ちが、積もり積もって大きな山になり、その山に登って地上を高いところからみたときに、今まで気がつかなかった路地裏の道をみつけるように、視界が開くことで、自分の進みたい道がみえてくる。
自分が周りからどう思われているかなんて結局わからないし、どう思ってもらいたくても、人の気持ちは変えられないことが多い。
そうだったら、自分の気持ちを封印してしまうよりも、人を傷つけないことだったら思い切って伝えてみたらいいかもしれない。
わたしが今、ひそかに想っていることをあなたにきいてほしい。そして、あなたはどんなひそかな想いをもっているんだろう。わたしにもきかせてほしい。
________________________________ひそかな想い___。
2/20/2025, 2:40:25 PM