多田野一人

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ありがとう、ごめんね
何時でも、一緒だったね…中学生のあの日、桜の花びらが風に舞っていた午後の図書室の窓辺から、ぼんやり校庭を見ていた…その時に、君から声を掛けられて…其れからずっと、毎日のように、同じ時間を過ごしていたね…君の優しい瞳に、いつの間にか、片想いしていた…誕生日のプレゼントや、お土産だの、時折些細ながら、贈りあったこともあったね…君のその素敵な心遣い、本当に、本当にありがとう…そして、それなのに、ごめんね…こんな、事になるなんて…もっと君の側にいて、ずっと護っていくって誓ったのに…ごめんね、ごめんね…

12/8/2023, 2:39:23 PM