西の護符屋

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舌出して 立秋探す ナワバリに
向かい立つ 若狐の群 芒の穂

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 脳内のイマジナリーフレンドとして大型犬を飼っています。
 もふもふ装備を脱げない(イマジナリーなんだからどうにでもなるけど)彼にも、体力のあまりない私もこの夏の暑さは厳しいもの。
 そんな我等にもちゃんと立秋の日はやってきました。最初から季節のめぐることはわかっていたとはいえ、ちゃんと秋は来ているものですね。

 真夜中に空気の入れ替えをしたくて窓を開けても熱風が入ってくるだけの日々だったのに、昨日と今日は、早朝蝉の鳴く前に窓を開ければ、ほんの少しだけ涼しい風が入ってきて驚きました。涼風至(すずかぜいたる)の暦、まだ使えるやんと嬉しくなりました。

 散歩に行けば、いつの間に育っていたのかまだ瑞々しい芒の穂が出ていました。まだ色も白銀で、垂れることなくすっくと輝く姿は若い狐の尻尾のよう。うちの大型犬(妄想)の尻尾にも負けないその姿に立秋を見て、まだまだ盛夏と言ってもよいくらい殺人的な陽射しに目を細めてきたのでした。

 秋桜の種、今からプランターにばら撒いても間に合うかな。

8/8/2024, 7:21:03 AM