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過ぎた日を思う。

すぎた日は帰ってこない。当たり前のことに、涙が溢れてきたら、もう限界なんだと思う。
私は、後悔をしている。あの時、あんな風に声に出すんじゃなかった。あの時、一歩踏み出して見るんじゃなかった。あの時、思い切った決心なんてするんじゃ無かった。
でも、その時、後悔する未来が見えないくらい真っ直ぐに思った事を行動に移せた自分も、もう取り戻せない日々だから。その事にすら、後悔を始める。僕なんてもう、死んだようなものだ。君なんてもう、存在していないようなものだ。
ため息と共に溢れてくる思考を止めたいのに、一度始まると底を知らない子供の様に突き進んでしまう。
でも、過ぎた日の思い出が後悔ばかりなんて、そんなに苦しいことも無いと思う。
だから、あの時の後悔すら満足した日々だったと、力の入る掌を生かすのだと。また上を向いて、息を吸い、背筋を震わせながら決断する。

10/6/2023, 12:52:51 PM