《色とりどり》 ふわりふわりと揺れるスカート。 それはさながら花のよう。 色とりどりの花弁のように。 舞うドレス姿は妖精のよう。 そう呼ばれている彼女たちは、妖精でなく少女だ。 地図にも乗らない小さな村で生まれた、可憐な可憐な少女たち。 幼さの中に気品を添えて、舞い続けるその様は。 きっと童話の妖精に似た。 かわいらしく、咲き誇る。 野花のように。 色とりどりに。
1/9/2024, 6:36:28 AM