眠り子

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春爛漫

満開の桜を見上げるとなんとも尊い気持ちになる。
何度目の春なのか数え切れないが、春に得た思い出は
いつまでも色褪せない宝物だ。
春の日差しの温かさにうつらうつらしながら物思いに耽っていた。
柔らかなひだまりに安心感を覚えるのは、きっと大切な人たちの心づかいや優しさと似ているからかもしれない。

ひとひらの桜の花びらは、そっと撫でるように落ちていった。

4/11/2023, 9:29:47 AM