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正直に言うと。

彼が欲しかったんじゃないの。

あなたの「もの」が、欲しかった。

何でも持ってるあなたが羨ましかった。

あなたのキラキラした日常のインスタは、毎日チェックしてた。

始めは「好き」だけだったのに、いつの間にか「あなたになりたい」とさえ思うようになった。

真似をしていくうちに「あなたが持っているもの全て」が欲しくて欲しくてたまらなくなった。

だから、あなたの彼に近づいた。

簡単に手に入りそうになったその時。

「あれ、あなたが大切にしているものは、こんなに安っぽいものなの?」って思ってしまい、一気に冷めた。

私は何者でもないことに気付いた。

明日、自分で選んだ自分の靴を買おうと思う。

題:「ごめんね」

5/29/2024, 8:02:43 PM