喪失感。
僕はまだ見てないのだが、「有吉の夏休み」という番組にて某芸人の姿を番組スタッフが編集で消したらしい。
それで、SNSでは「◯◯を探せ!」が開催された。
いかにも悪趣味な遊び方をしているが、出演者の一部がいじったことで容認された見方がある。某芸人だから、笑えるならそれでいいと僕は汲み取った。
まるで出演してないような、声の痕跡がどこにもない。
現代の編集技術は進歩したなあ、昔はテロップを重ねて強制的に隠してたのに。
これが「本場の消しゴムマジックで〜」かな。
意外と人ひとりを消すのは容易なことではないのだが、そこはプロ。90%くらいは消えている。
でも、マジックも限度があったようで、店の鏡に写っていたり、腕の一部が消し忘れていたり。
あるいは、妙に画角がおかしい部分があったり、二画面構成で何かを映さない仕組みにしていたり。
番組は旅行記みたいなものだから、ロケ地巡りのそれぞれで出演者たちの集合写真を撮って、それをアルバム風に見せるのだが、どの集合写真も一人分のスペースがある。
みんな笑顔で笑っているのに、そのスペースに対して誰も指差しせずその状況を受け入れている。
誰かが写真を破って背景を付け足した。それで妙なスペースが生まれた。
これを喪失感と呼ぶかは微妙なところだが、何かを失ったのは確かだと思う。
補うのは、今は反省の時間。
視聴者には当然見えない。
だから、あれこれ不備を探したくなるのかな。
9/11/2024, 9:55:50 AM