お昼のソーメン、食べ過ぎた。
我々モンスター姉弟の食事担当、
テイちゃん(兄)は、料理上手である。
よって、余り物代表格ソーメンは、その座をあっさり下ろされることになるのだ。
「ゴマナッツ汁…あれ、めっちゃ美味かったよ」
流しソーメンパーティを終えた広い畳部屋で、座布団を適当に拡げ、ゴロゴロしている、オレとテイちゃんと、テイちゃん(弟)の上でゴロゴロしている姉さん。
「また作ってね♡」
と言うと、テイちゃんは顔だけこっち向いて、笑顔で頷いてくれた♡
テイちゃんの上で仰向けになってる姉さんが、ゆっくりこちらを向いてきたので、こちらもゆっくり天井に顔を戻す。
そういえば…流し素麺機には、苺や葡萄、チョコボールも流れてたな…あれってウチだけかな?
「ねぇ……っ」
姉さんが直ぐにこちらを見てきたので、直ぐに天井を見る。
ん?…姉さん、うつ伏せになって、テイちゃんと向かい合わせだったぞ。見る。やっぱり。
良いなぁ…オレだって小さい時は、しょっちゅうああやってたけど~…うぅ~。
羨ましがるオレと勝ち誇る姉さん。
……あ~よく寝た…な…!?
「テイちゃんっ」
うつ伏せのオレ、仰向けのテイちゃん、向かい合わせ!ポンポン付き♡照れるオレ。
「姉さん…は?」
隣の部屋を指差すテイちゃん、そこから急にテレビの大音量が聴こえてきた、お気に入りのドロドロドラマの再放送がやっているらしい。
時計を確認。
幸せの時間は、あと32分♡
8/26/2023, 5:34:22 AM