Mirei

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題【手ぶくろ】

続きだよ☆
「なんか、外寒くなってきたねー。」
「ですね。莉緒さんは大丈夫ですか?」
「うん!手ぶくろとマフラーをしっかり身に付けてきたもんね!」
「そうですか。良かったです。(^∇^)」
「次はどこ行こう?」
「どこ行きたいですか?」
「もうっ~!」
「な、なんですか?どうしました?」
明らかに戸惑っているかいくん。
「かいくんの行きたいところにも行こうよっ!」
「で、でも楽しんでくれていたら俺も嬉しいので。」
「私は、かいくんの行きたいところにも行きたいの!優しすぎるんだよっ!」
本当に、小さい頃からそうなんだよな~、、、
良いところだけど!
自分の意見を後回しにしちゃう。
そこが私には嬉しいけど気になっちゃう。
「えぇ!?き、気を付けま、す?」
「よろしい!ふふっ。」
「え?あはっ、はははっ!」

「で?行きたいところをどうぞっ!」
「うーん。では、お洋服屋さんで、良いですか?」
「もっちろん!」
ちょっと意外だった…!

「ここ?」
おしゃれな雰囲気だな~!
「はい!俺の一推しのところですよ。」
「そうなんだ~!じゃあ、可愛いのが沢山あるね!」
「え?なんで最初に分かるんですか?」
「だって、かいくんの一推しだよ?絶対!」
「そうですか?ありがとうございます。」

「莉緒さん、これとか可愛くないですか!?」
「えぇ!?似合わないよ、///!」
「莉緒さんにピッタリですよ✨」
「そ、そうかな?まぁ、可愛いよね。でも私なんかに?」
「はい!あの、おそろで買ってくれませんか?」
「え?」
「これ、同じデザインの男性と女性用があるんです!」
「うーん。まぁかいくんとなら、全然いーよ!」
「わぁ、ありがとうございます!」
「うんうん。私も友達としてみたかったし!」
「(と・も・だ・ち、か…。いいえ、頑張るんです!弱音を吐かずにっ!)」
「じゃあ、そろそろ帰りましょうか。」
「うん!」
店員さん「お買い上げありがとうございました!」
「ありがとうございます。」

「クシュッ!はぁ、寒いなー。(小声)」
「寒いのですか?」
「へ?さすが地獄耳っ!」
「そうでしょうか?寒いのですか?」
「う、うん。ちょこっとね。」
「では、失礼します。」
「えっ!?///手を繋ぐの!?」
「寒いのですよね?」
「ま、まぁそうだけどっ!」
「では、暖かくなりますので。」
「いやいやっ!」
別の意味ですっごく体が熱くなったよ!
「着きましたねー。」
「そうだね。」
「なんだか、寂しく感じてしまいます…。」
「確かに!」
「あの、また、デートに行きましょうね。」
「うん!お願いします!」
「では、さようなら!」
「うん!バイバイ!」

12/27/2024, 2:58:40 PM