僕には分からない。
みんなが感じる不幸は僕にとっての幸福であり、みんなが思う幸福は僕にとって得体の知れないものであり、みんなが知ってることは僕にとっては不必要なものである。
どうしてだろうな。
いつからこうなったんだっけ?
なんなんだろう。
もうそういうことばかりがずっとぐるぐる心の中で回りまくって、考えすぎて、幸せって本当に何なのだろう、と、答えのない問題についてまた考える。
そもそも幸せなんて言葉があるから、自分を不幸だと言い張る人間がいるのだ。
本当は周りにたくさんの花が咲いているのに。
僕には分からない。
みんなには数えきれないほどたくさんの花が咲いているのに、どうしてか僕には一輪。
息を呑むほど美しく、可憐で、華奢で。
造花みたいな他人の花とは違って、本当に香りがしてくるような花。
言っておくけど、僕は一輪だけなことが悲しくて「不幸だ」と言ってるんじゃない。
分からないのだ。
なぜ僕は一輪なんだろう、と。
わざわざ一輪にする必要があったのか。それとも僕はそんな人間だからなのか。これは喜んでいいのかどうか。
別にひとりきりじゃない。
僕は愛する人の暖かさを知ってるから。
2025.9.12.「ひとりきり」
誰か時間を分けてくれ。圧倒的に勉強時間が足りてねぇ。
9/11/2025, 4:09:34 PM