『幸せとは』
強く抑えられた手。刺されば体中が痺れてしまいそうな冷たい目。
そして首に回された手に、なぜか歪んだ幸福を感じてしまった、ことがあった。
これはー、その、生き物として?というか一種の動物的な本能に任せたら間違いなく“幸せ”だった。
まるで毒。それはいつしか火傷になった。
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遠慮がちに髪を梳く手。
長い睫毛に縁取られた目が、まるで何でも受け入れてくれるみたいだった。
触れる手が優しくて、
泣きたくなった。
あの刺激に比べたら、何も自分にとって大したことではないと思ってたの。
それしか知らなかったから。
少し熱い唇に、暖かくて優しい手に、本当の、溶けてしまいそうな本物の“幸せ”を、初めて知った。
---このアプリ匿名でよかった笑。(^O^;)
1/4/2025, 1:02:52 PM