「フツーさぁ、こんなことくらいで『泣かないよ』?」
「メンタルよっわ〜」
「泣けばなんとかなる、って思ってんでしょ?」
「もういい大人なんだからさ、精神的にもっと強くならないとねぇ」
……など、そういったお言葉をよく賜るくらいには、感極まってしまうとすぐに、勝手に涙があふれてくる、そういうタチだったので、特に10代20代の頃は本当に困りました。
いまの時代なら、こういう気質なのだ、となにか名前をもらえたのでしょうか。
それにしても。
泣く、という機能は人間にとって、いったいなんなのでしょう。
他の動物にはないこれは、もしかしたら、進化の過程でやっと得たものかもしれない、なのにこの社会において、人前でその機能を使うべきではない、というのは、実は『不条理』なことなのではないか? なんて──。
……いや。
まぁね、みんながみんな、なにかの度にワーワー泣いてたら、いろんなことが立ち行かなくなりますからねぇ。
えー……はい、各方面に。
その節はいろいろとご迷惑をおかけして、どうもすみませんでした。ごめんなさい。
冒頭の言葉を投げかけてこない方々にも、たくさんフォローしていただきました。きっと思うところを飲み込みながら、ワタクシに接してくださったんだと思います。なのに責めないでくださって、ありがとうごさいました。
ちなみにですけど、この「すぐ泣いちゃう気質」を抱えたワタクシは、歳月を重ねたいまとなっては、前もって状況を回避することや、開き直ってしまうことが、だいぶ上手くなりました。
対人で苦労しそうな職にはもう就かないし、それでも職場でうっかり涙してしまっても、しょうがないそれを首にかけてるタオルで拭きつつ「ええ、泣きましたけども、なにか?」くらいの気持ちで仕事を続けたり、またはすぐに辞めてみたり……。
そうですね、やっぱりいまでも、フツーって言葉の範疇外には、きっと、なっちゃうんですよねぇ。
それでも、そんなワタクシだって、この星の片隅くらいでは生きててもオッケーなんじゃないかなって思うので。
こんなん抱えて生きるのって無理ゲーじゃね? って途方に暮れ自己嫌悪に溺れまくっている、あの頃の自分にそれが伝えられたら……。
や。伝えられたとしても結局、苦しいのは、あんま変わんないかー?
3/19/2026, 8:34:13 AM