YUYA

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「届かない手紙」


君のために選んだ マグカップ
少し欠けたけれど それでも温かかった

あの日の「またね」が最後だなんて
思わなかったから 笑って手を振った

夜が長くなるたびに
胸の奥に灯る 小さな明かりがある

もう届かないと知っているのに
それでも 君を想ってしまう

何気ない言葉、何気ない仕草
どれもが 宝石みたいに
今でも輝いているのに

触れられない、届かない
だけど消えない 
それがたぶん――
小さな愛の、最後のかたち

6/26/2025, 2:16:38 AM