今日の天気は曇り、
ところにより雨。
そんな天気予報を聞いて
私は傘を持って行こうか迷った。
でもすぐそこだからと
折り畳み傘を持っていかなかった。
なんであの「ところ」が
ここなんだよ…。
パラパラ程度ではない
ザーッと
ちゃんとした雨が降っていた。
用事を早く済ませたら
カフェでも寄ろうと思ってたのに。
びしょ濡れで帰るしかないのか。
そう思い歩いていると、
いつの間にか路地に入っていた。
そして目に入ったのは
「雨傘」という看板。
こんなの絶対傘売ってるじゃん!と
ウキウキで入店。
店員さんは1人しかいないようで、
少し話しかけにくい
梅雨のような雰囲気を纏っていた。
お店にはたくさんの傘があった。
しかし
適当なのを選んで会計しようとすると、
店員さんが首を横に振る。
その傘は
あなたにピッタリの傘ではありません。
ピッタリの傘…?
こっちは傘さえ買えたら
何でもいいのだが…?
少し面倒だったので
おすすめの傘を聞いてみた。
すると
真っ赤な傘を渡された。
あなたにピッタリの傘です、と。
よくわからなかったが
会計をしようと財布を出す。
けど、
代金は要りません。
お気持ちだけ頂きますね。
と言われた。
もうよくわからない。
これで訴えられても
私のせいでは無いよね?
とりあえず
外に出て傘をさしてみると、
傘かサアサアと暖かくそよ風のような雨が
降ってきた。
"Good Midnight!"
雨に濡れないために買った、ってか
もらったのに
なんで傘の内側から雨?って思ったけど、
その雨は私の服を
乾かしてくれるみたいに
優しく風のように降っていた。
雨に濡れて覆われた私の心を
乾かして暖めてくれているような。
3/24/2026, 4:53:33 PM