いろはに

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幼い頃、風が羨ましかった。

風が私を通り過ぎてく。
その風はきっと、世界を一周してきたんだと勘違いしてた。

身軽に颯爽と世界旅行をする風が羨ましかった。

今でもたまに羨ましくなる。

誰にも囚われないで動く風と、ラムネ瓶をひっくり返したみたいに透明でどこまでも澄み渡る青い空が。

*風と*
語彙力ないです

5/1/2025, 12:58:42 PM