推し活。
それこそが私の生きがいであり、
存在価値なのです。
私は2次元にしか推しを作りません。
スマホでもなんでも
オリジナルグッズが作りやすいからです。
推しは多ければ多いほど
私を満たして幸せにしてくれると思ってます。
推しカラーは常に身につけるし、
推しが嫌いなものは私も嫌いです。
私の中心は推しなんです。
推しのために毎日生きているのです。
こんな私の考え方は
家族に否定されていると思っていました。
お金使いが荒く心配していてくれた両親。
好きなことにお金を使うなと言われたと思った私。
私の勝手な解釈で
すれ違いを起こしてしまったんです。
その事を知ったのは
両親が亡くなった数日後でした。
家が遠くて
お葬式に出られなくてごめんなさい。
車運転出来ないし、
電車も無くて、
徒歩で行こうとも考えたのですが、
姉に止められてしまいました。
涙が溢れました。
自分の推し活のせいで、
両親を何度も傷つけてしまったと思いました。
初めてこの泣いているところを
部屋に飾ってる推しに見られたくないと、
同じ空間に居たくないと思いました。
一度全てのグッズを押し入れに入れて
戸を閉めた時、
本当に私は何にも大切に出来ないんだと
また涙が溢れました。
この涙を拭ってくれるのは
もう姉しかいません。
立ち直るまで多くの時間がかかりました。
夜になると
夢の中で両親が私の喉を潰しに来ます。
怖くて怖くて
毎晩姉に泣きつきました。
そんな時姉が読み聞かせてくれた漫画。
その一言目に私は惹かれました。
なので姉はその一言を
いつも最後に言ってくれます。
"Good Midnight!"
と。
魔法のような言葉です。
この言葉を聞くと
両親が微笑みながら
話しかけてくれる夢をみれるのです。
私は当分推し活ができないでしょう。
推しは悪くないのですが
今はお金すら見たくありませんね。
なので姉が頼りなのです。
姉が居なくなったら
私…私……。
頭がおかしくなっちゃいそうです。
10/19/2024, 3:52:13 PM