木弓るん

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手の中に溢れて
煌めいて、零れ落ちていく

それは神々にとっては
些細なものなのかもしれない
けれど、人々にとっては
かけがえのない、生命の雫

零れ落ちていくものはもう
救えないのかもしれない

けれど
諦めきれず掬い上げようとする
たとえその行為が
更なる雫を零れ落とすことになろうとも

4/21/2024, 12:51:01 PM