朝露をたくわえた一輪の花に
希望を感じた
花は小さければ小さいほど
僕の胸をうつ
だけど、なぜか人は僕に
大きくなれと言う
朝の光とともに目を覚まし
堪えきれずに囀りだす鳥たちの
声はみんな鋭い
そのぐらい鳴かなければ届かないのだ
なのに人は僕に
黙っていろと言う
黙っていればいいんだ、と
僕は白い四角形の中に暮らしていて
ときどき何もかもが行き止まりになる
だからそこからはみ出したり
手を振ったりして
自由と接触しなければいけない気がする
それだけのことだ
僕の伝えたかったことは
「日の出」
1/3/2023, 11:19:24 PM