NoName

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意味もなく空虚なものとは、この世に存在しすぎている。
徒労に終わった文字とか、青い頃に集めたものとか、何もせず包まれていた空気も。
そして、それらは自販機の下のような、底の見えない鞄のような黒を秘めている。
それに呑まれてしまいたいとも、それを振り切って白鳥になりたいとも思う。
そこに身長・体重を投げて、私も空虚になりたい。

7/6/2025, 10:29:22 AM