題 またあいましょう
思い浮かばなかったので自分の題で
仮)題 歪んだ呪い
どうも最近、職場の後輩が私に惚気話をよくしてくる。相手は以前から彼が気になって女性で、思い切って告白してみれば了承がもらえたらしい。
それはいいのだ、己のそこそこ大事な後輩が確定ではないが将来の相手と出会えた。
実にめでたい。あぁ、いいことだ。
しかし、それと同時に問題ができた。
彼が私に愛を説いてくるのだ。まるでそれをわかりきっているかのように。
私はそんな彼に言った、まるで愛が幸せにしてくれるというように語る彼に。
"あぁ、君の主張はわかったよ。でもねそんなモノが一体何の役にたつって云うんだい"
嘲笑するかのように言った声は、思ったよりも低く普段の私からは想像もつかないであろう、きっと冷たい目をしていたと自分でもわかった。
そんなことがあったというのに、彼は変わらず愛を説く。まるで馬鹿の一つ覚えに。
そしてそんな彼を私は、嘲笑を含む笑みを浮かべながら下らない話を右から左へと流していく。
愛の何がいいのか、私にはさっぱりわからない。
彼みたいに薬を摂取し、中毒に陥ったように盲目的に相手を愛する。
下らない。
"突然なんですけどね、先輩。奥さんとはどうですか。"
将来のことを考えて、私のことを参考にするとか。
しかし、言うことは他の家庭と同じようなものだろう。少し違うとすれば、
適当に女を見繕って、一夜の関係をもつ。
そんな私をみて嫉妬と絶望、悲しみの感情を募らせる愛すべき妻。
彼女に誠心誠意の謝罪と、慰めをする。
その最中、私と他の女との行為に悲しみ嫉妬する、彼女のその溢れ出る感情で、私は愛されていると実感し満たされる。
矛盾多いのはひねくれてるってことで「私」と、作者が。
11/13/2024, 10:59:30 AM