たろ

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なぜ泣くの?と聴かれたから


「年を負う毎に涙腺が緩んでいく。
情緒の揺らぎ幅が凄まじい。
うん、いい歳だなぁ。」
すぐ泣くオバさん、静かに爆誕しとる。


『カラスは、お山に子供が居るから、なくんだと。親は皆、子を思うて泣くものよな。
子はいつまでも子なのだよ。』
孫の童謡を聴いた祖母がボソボソ言ってた。
ずうっと心配で、目が離せないのに、目を離さなくちゃいけなかったことが自責と後悔の種。その時、状況が許さなかったのも事実だけれど、その状況に甘んじて許してしまった自分の事が心底許せない。
今もってそうだって。



〈帰る術が無いと分かった時、絶望に涙が涸れるまで泣いた。それが引き潮や枯渇のように涙は出ず、代わりにぽっかりと胸の奥に空虚な空洞を抱えることになった。〉
今日も虚ろな瞳が、空を見上げている。



【人並みの生活が、泣けるほど幸せ。】
自分が自分らしく生きられる事の尊さ。
出来ない事も多いけれど、それでも大切な人と一緒に過ごす事が出来るのは、奇跡。

8/19/2025, 10:08:12 AM