一森くま

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昨日まで普通に会えた人が
もう会えなくなることを

…もう会えなくなってから知る。


言葉の上ではいくらでも綺麗事を言えるよなぁと
文章を描いていると
ときどき薄っぺらく感じて
何を書いても嘘のように感じる。



今感じている心の擦り傷だけは
リアルな感じがする。

年々、私も周りの人も
『心の傷つきセンサー』
ばかりが発達しているように思う。

何を発するにも
傷つけやしないか?
怖がりはしないか?

そんな腫れ物に触るような日常が増えていく。


私が彼女に発した言葉は
その時の全てであり、精一杯だった。
申し訳ないと思うけれど
悲観をしても何か変わるわけではない。

私の存在も
彼女の存在も
大きなところから見れば
小さなちいさな星のカケラ。

だけど
光ってたんだよ。
あの時、あなたが生きたあの瞬間は
すごく輝いてたんだ。


…価値って君が決めることもあるけど
誰かが決めることもある。
それも思いも寄らない方向で人生を変えることもある。
その価値は全部が全部悪いとは限らない。


そんなに低く見積もらないで。
そんなに短く切り取らないで。
自分の人生にタイパなんて、求めないで。



どちらにせよ
私は私で生きていくことが恩返し、というか
最低限やれることなのだ。

だから淡々とやる。
日常を。

1/9/2025, 2:25:28 PM