「第六話 龍の真実」「俺はただのファウシじゃない」冷たく言った。その顔は不安げなようだ。「俺は黒龍なんだ」「なるほどな…」蛇のファウシはうなずいた。そして口を開いた。「名前は何て言うんだい?」「…ハデス」「!!」声をつまらせた。まさか、そんな…。「どうだ?…恐ろしいだろ?」当然のように答えた。顔は暗く沈んでいた。「そういえば、まだ私の名前を言ってなかったな」「…」「私の名前はオロチさ」
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