水月凜峯(みなつきりお)

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『時間よ止まれ』


流れるように 
止まることなく
止め処なく


時は流れていく 

まるで 川に流れる水のようだ



そんな自然の摂理さえも
どうしても 止めたくなるのは
どんなときだろうか
どんな思いが凝縮されたときだろか


幸せの絶頂に辿り着いたとき?

永遠のような後悔を背負う瞬間の手前?

何気ない幸せを見つけたとき?

静かな怒りを携えて 復讐に臨む時?

誰かの命の炎が 消え入ろうとするとき?


その瞬間に
時を止められたらと 願うのは、
それだけに きっと 強く 
しあわせだと感じられる未来を
求めているから なのではないか



川の流れと
時の流れは
絶え間ないところが
とても よく似ている


今も心に残っている

“川の流れが
止まってしまうと 水は澱んでいく

止まることなく ずっと
流れ続けているから 川の水は澄んでいるんだよ

人間の心も一緒だよ” と。


すべてが停滞していた 死んだ魚のような 私の心に
ドカンと響く言葉でした。


何があっても 流れ続ける
毎日 毎日 止まることなく
たとえ 1ミクロンであったとしても 前へ 前へ


それが しあわせへと続く 一本道
そう思った



“時間よ止まれ”
祈りにも似た その思いは
しあわせになりたい との叫びに似てる


あなたが しあわせになれるように
あなたの心が 澄み渡るように

止まらない 時の流れは
あなたの心に 優しく 寄り添う

9/19/2022, 9:18:32 PM