気がつくと、視界には自分の吐瀉物しか映っていなかった。
体の痙攣が止まらない。悲しくないのに溢れる涙は古い蛇口から漏れ出る水のよう。鼻血も出てきた。
あまりの不快感に僕は全てを吐き出した。
辺りには何も無いはずなのに雑音が僕の脳を殴る。聞き取れぬ化け物の叫び声は、いくつも重なってひとつの絶叫になった。
妙に世界が鮮やかに見える。蛍光の空は自分の愚かさを際立てる。
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ちゃんと片付けようね。
2/5/2023, 4:13:28 PM