亀岡たわ太

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 42歳まで生きて脳裏に浮かぶのは

 彼女が居たら人生変わっただろうか? という事だ。

 彼女がいて結婚して仕事して子供出来てたら。幸せだったんだろうか?

 絵に描いたような幸せはホントにあるんだろうか。

 もう叶わない夢。取り戻せない人生。有りえない彼女。おっさんは手を伸ばす。掴めない明日に向かって。

 まあ、高校生の時点で精神で中退してるから。そもそも全てが有りえない。

 俺はこうなるべくして生きている。俺はこうなるべくして生きている。

 全てを脳の奥にしまい込んで今日も生きる。

 秋の夜長。物思いにふける良い季節。深夜の美少女アニメだけが心の拠り所。テンプレを脳裏の刻み。漫画とライトノベルを書くんだ。もうそれしか道が無い。

 脳裏のアイディアだけが俺の能力だ。

11/9/2023, 10:23:08 AM