「冬休み」「みかん」12/28、29
入力した内容が投稿前に消えちゃった……( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )
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「やぁ、ニンゲンくん!」なに?忙しいんだけど。
「キミには冬休みっていうものがないのかい?」
あれば今忙しくしてないよ。「それはそうだね……。」
「にんげんしゃー!きいてー!」今度はちっこいのもきた。
「おとーしゃんがただいましゅるってー!」「冬休みで?」「わかんないのー!ボクたちにあいたいっていってたの!」
「もーしゅぐおかえりちないとねー!」嬉しそうに飛び跳ねてる。そんなにお父さんのことが好きなんだな、この子達は。
小さい機械達の笑顔を見つめていると、呼び鈴が鳴った。
もう来たのか、お父さん。……にしても早すぎないか?
「……はい。」「あ、どうも、隣に住む者です。……みかん余ってるので、よければどうぞ。」「ありがとうございます。頂きます。」
紛らわしいタイミングで珍しいお客さんが来て驚いた。
あとでみかんはおちびたちにあげるとするか。
「おとーしゃ?」「違ったよ。代わりにみかんを貰っちゃった。」「おみかんきたのー?!おいちそー!」
早速おちびはみかんを弟にむいてもらって食べ始めた。
「ニンゲンしゃーん!おいちいよ!いっちょにたべよ!」
腕をぶんぶんして喜んでいる。
この間出したこたつに入って、自分もみかんを食べる。
……美味しい。みかんなんか随分と久しぶりに食べた気がする。自分で果物を買うってこと、あんまりしないから。
「⬛︎⬛︎ちゃん、おとーしゃんのおみかん、おいといてあげてね?」「当然!」
子どもたちも喜んでるみたいだ。よかった。
……にしても、少し前まではクリスマスで盛り上がってたような気がしてたのに、もうあっという間に冬休みかつ年末年始のシーズンになった。
思えば、弟のマッドサイエンティストに出会ってから一年弱、兄のふわふわおちびがうちに住み始めてから3ヶ月くらいか。
つくづく時の速さには驚かされる。
みんな、一年間ありがとう。
来年もよろしく。
……なんて思いながら、自分はこたつで眠ってしまった。
12/29/2024, 3:19:28 PM