コハク

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大好きな君に
幼い頃は大嫌いだったけど、憧れだった。
僕には出来ない事をやってのける君に劣等感を抱いてたけど、僕の気持ちと君がすごいのは君には関係のない事で、すごい事はすごい!と幼い頃口にしていたしそう思った。
君とたくさん会話をして、君も僕も結局は変わらないのだと気付いた。目指すべき目標が一緒で君がすごくて、僕はまだまだ。それでも君は僕に何度もはっぱをかけて、落ちそうな僕を何度も救いあげた。僕は君の隣に立ちたかったけど、君は僕の前が良かったみたいで隣に居ると嫌そうな顔をしていた。
そして、僕が君の隣を超えた時、君は少し表情を崩しながらも、汚い言葉を投げながらも喜んでくれた。
そんな表情に嫌いだった気持ちがいつの間にか完全に憧れに変わって、そこからさらに好きに変わっていた事に気付いた。
きっと君は僕の事なんて好きじゃないだろう。でも僕は君のおかげでここまでこれた。君と歩めたからこそ得られた事がたくさんある。僕の人生を振り返ると君ばかりで笑ってしまった。
大嫌いから大好きになった君へ、いつかこの気持ちを届ける日がくるのかわからないけど、ありがとう。君がそばに居てくれたから今ここに僕が居る。

3/4/2023, 10:21:42 PM