君の力になりたい。

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紅茶の香り

窓を開けると金木犀の香りが風とともに入ってきた。
金木犀の香りはとても好きだ。そんな香りともに私は紅茶を淹れた。紅茶はもちろん、ストロベリーティーだ。紅茶のお供はサブレに決まっている。読書をしながら、風とともに入ってくる金木犀の香りと虫の鳴き声を聞きながら、贅沢な時間を過ごす。
「おい。起きろ!」という叫び声で私は目を覚ます。
「お前は専業主婦なんだからサボるなよ。」
はあ「これだから、主婦は。女だから。役立たず。」
私は冷めた目で冷めた紅茶を飲んで、夫をいないものとして扱うことにした。
「おい、無視かよ。いい加減にしろ。」
夫よ。私には何も届かないのよ。あんたが先に私に暴力を振るったんだから。

10/28/2024, 2:19:53 AM