#99 スリル
プレッシャーのひとつであり、生命の危機に関する恐怖や脅威に近い感情を感じさせることをいう。交感神経が作用して興奮状態を作り、極度になると手足の冷えや動悸に繋がる。
一方で、行為に対する安全対策に納得できている場合や、
「自分は大丈夫、何とかなる」といった正常性バイアスが働いている場合には、
中毒性のある愉悦として味わうことができる感覚である。
しかし、いくら安全確認が行われても命綱を信頼できないような場合は非常に不快な感覚に陥る。
スリルがある状況のひとつとして、
橋を渡るケースがある。
幅にゆとりがあり素材自体に強度があるような橋では景色を楽しむことができるのに対し、
細かったり古そうだったり、自然素材でできた吊り橋を見たときなどに、本当に渡れるのか?と不安になるのは、安全対策への信頼性に差がある為であり、それを楽しめるかどうかは本人の素質にかかっている。
他にはジェットコースターに乗る際に、
(万が一もないはずだけど、このベルトが抜けたら吹っ飛んでいくんだよなぁ)
などと考えてしまう場合はスリルを楽しめない可能性が高く、要注意である。
ちなみに電車の吊り革はかなりの強度があり、通常の使い方で切れる心配はないとされている。
また、幼児がくすぐりや「たかいたかい」を喜んだり、子どもが鬼ごっこや隠れんぼを楽しんでいるのはスリルを味わっている為であり、そこには信頼を前提とした人間関係が構築されていることが多い。
---
固い文章を作るのって楽しい。なんなら固く作っておいて、後から柔らかく直していくのも、良い。
11/12/2023, 1:00:37 PM