《眩しい光に焼かれる》
あの人は笑顔が似合う人だった。
太陽の下で、太陽に負けないくらいの明るい笑顔を見せてくれる人だった。
周りも明るくするような人。
眩しいくらいに明るくて、みんなに好かれてた。
あの人の顔を思い出すと、必ず笑顔が思い浮かぶ。
そんな人の隣に立った時に、自分の暗さがより目立ってしまうことだけが嫌だった思い出がある。
あの人は悪くない。
でも、そんな私の嫌悪感を知らないで隣に立つあの人を
私は心のどこかで嫌っていたのかもしれない。
11/25/2024, 12:38:22 PM