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お題:神様が舞い降りてきて、こう言った

 ある日自分が寝ていると、突然神様が舞い降りてきて、こう言った。
「お主今日運命の人に出会い大金持ちにになれるだろう。」
寝起きの悪い自分は思わず神様に向かってこう言った。
「今何時だと思ってやがる、学生から睡眠時間奪うんじゃねぇ」
 時刻は月曜の午前3時、お告げするにしても時間を考えて欲しいものである。
神は言う「運命の人は気になるじゃろう」と、しかし自分はひたすらに眠い、これはきっと夢だろうと思い気にせず眠った。
 朝が来た、いつも通りの朝だ。そしていつも通り日常、そういえば神と名乗る何かが言ってたのを思い出しだが気にせずいつも通り日常過ごし寝た。
 
 また寝ていると、また神が舞い降りてきて来やがった。時刻は午前3時、神は何故人の都合考えないのか、眠い頭で内心腹に据えかねていると神は言った。
「お主運命の人と出会っておったぞ、大金持ちになった未来があったというのに、なんと勿体ない。」
 自分は寝ぼけながらたまらず神にこう言った。
「決まった運命の人と出会って幸せになるより、自分で出会った人と幸せになりたい」そう言うと神は何故か満足そうに消えていった。
 いったい神とやらは何がしたかったんだ。
そして次の朝、自分は朝起きれず寝坊、学校には遅刻しクラスメイトに笑われた。

 だがこれをきっかけにクラスメイト仲良くなり、まさか生涯のパートナーになるとは思わなかった。
 一応パートナーと出会うきっかけをくれた神には感謝している、だが今でも思う夜遅くに舞い降りてくるのだけは金輪際本当にやめてほしいものである。

7/27/2023, 11:09:51 AM