束の間の休息。
それを手に入れるために階段を下った。
うちの建物の三階は、昼間は社食スペースとして大活躍しているが、午後になると賑やかさは激減。混雑率は1%程度になる。
僕はその1%に混じりに来た。
ここに来る人は、サボりに来てるのか、あるいは食べ損なった昼食(コンビニ弁)を食べている人などだ。
社内ニートの人もいるかも知れないよねー、知らんけど。
三階に到着。
同フロアにあるコンビニに寄ることにした。
およそ230円程度のお買い物をして、のんびりな席を探す。テーブル席がいいなあ……。ソファもふっかふかがいいなあ。
目当ての席があったので、そこにしよう。
腰を下ろそうとする。
ふっかふかに身体を預ける。
温泉に入るときみたい。あー、って言っちゃう。
テーブルの上に、先ほどコンビニで買ってきた戦利品を投げ出して、目の前の大きな窓を眺める。
天井の隅から床にたどり着くまで、全部が窓ガラスだ。
その窓に映っているのは、都内某所のメインストリート。左右に迫ってくる高層ビル群に挟まれた高架橋の首都高速道路。その下には一般道路があるはずだ。見えないけど。
ちらっと、信号機の赤い色が見えた。今は停止信号で、もう少ししたら出発進行!
そんな三階からの景色をみながら、シュークリームを食べちゃうのだ!
10/9/2024, 9:48:15 AM