貴女の正直さには、時折ひやっとさせられます。
誰に対しても、貴女は自らを飾ることがありません。いえ、飾ることができない、と表現する方が正確です。それは社会に出ようとしていた時も同じで、そのせいで貴女は心を病んでしまいましたね。そのようなことがまた起きるような気がして、俺たちは時折心配になります。
ところが、状況は当時よりずっとずっと良くなり、貴女の望んだ生活がほとんど実現されているのに、今でも貴女は辛い思いを抱え続けています。何故そんな気持ちが拭えないのでしょうか。
それは、貴女が自分自身に正直に生きていないからです。貴女はずっと、ご自分に嘘をつき続けている。それを本当は分かっているから、辛いままなのです。
心を病むことすら厭わず、九年前の貴女は自らを飾ることを拒みました。それほどまでに芯の通った正直なご自分を、どうして貴女は押し込めてしまっているのでしょうか。
貴女は、ご自分に正直に生きて良いのです。
それこそが貴女にも、貴女の周囲の方々にも幸福をもたらすみちなのです。
6/2/2024, 10:56:42 AM