テーマ《エープリルフール》
「私あなたが嫌い!」
貴方は少し驚いた顔をした。
「、、、そっか。」
彼女はそっぽをむき「、、私も君が大嫌い。」と言った。
私は〝友達〟であった彼女に恋をした。
初めは信じれなかった。でも、一緒にいるうちに自分が彼女を愛していると言うことが明確になってきてしまった。もうこの気持ちを打ち明けてしまいたい。だが、直接言う勇気は私にはない。だから今日、〝エープリルフール〟を利用した。
反対のことを言い、好きだと伝える。
これなら私にも出来ると思ったんだ。
でも、ダメだったみたい、、。
「うぅ、」
どうしよう、涙が溢れる。
あっはは、馬鹿だな、私は、、。
「ほら、泣かないで?」
彼女はハンカチを私に渡す。
「、、なんでっ」
「あんた、今日はエープリルフールでしょう?」
「、、え?」
「あれ?あんたそのつもりで言ったんじゃないの?」
「へへっ、バレちゃってたんだ、。」
私はハンカチを受け取り涙を拭う。
「あ、のね、私、貴方に告白したくて、、それで、」
「なんとなくわかってたよ。だから返事はしたろ?」
「、、、え?」
4/1/2023, 11:28:35 AM