伊藤透雪

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安心と不安/老いた自分と


ひとは大昔から
火を囲み
井戸を囲み
一人ぼっちではなかった
今も一人ぼっちのようでそうではなく
知らない誰かに繋がっている
食べるためにも一人ではない

でも
一人暮らしのやもめには
誰かと話すこともなく
うっすら背中が不安だったり
心配の憂鬱が脚にいたりする
かつて家族団欒を囲んだ安心感は
大いに肯定感で満たされていた
その時は気づかない心持ち

あの子はどうしているかしら
そんなこともふと浮かぶ
それでも時間は襟を掴んで連れて行く
明日の私はどうなっているだろう

1/26/2026, 12:59:21 AM