たまき

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#92 一筋の光


暗闇を切り裂く、一筋の光。

僕はクローゼットの中で膝を抱えながら、
息を潜めて扉の隙間から差し込む光をじっと見ていた。

心を占めるのは、
緊張と僅かな不安、それから期待。


聞こえるのは、消しきれない呼吸音と鼓動。
それから、少女特有の高い声。まだ遠い。

僕を探している。


見つかったら終わり。
見つけてもらえないと終わらない。

階段を上がる音。

もっと、もっと探して。
君がいなきゃ、満足に呼吸もできないんだ。

とうとう、この部屋の扉が開けられた。

早く、早く。
でないと僕の心臓が飛び出しそうだよ。

胸を押さえるように、
ぎゅっと腕に力を入れて、その時を待つ。

ざあ、という音と共に光が一気に入り込んできた。
目が慣れなくて、よく見えない。

「みーつけた!」

その弾んだ声から、君が笑っているのが分かった。

君に求めてもらえる喜びが、
僕の心に一筋の光となって差し込む。


「つぎは、-----ね!」

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ただの隠れんぼを希望される方は、
「私が隠れる番」と入れましょう。






ダークな隠れんぼをご希望の場合は、
どうぞ、好きな部位を、彼女に。

11/5/2023, 12:38:55 PM