あいつに抱いたのは、恋か、愛か、それとも――。 当たり前のように何時も隣にいた。口数は少ない奴で、何処かほっとけなくて、側にいた。 一人にならないように、他の人達とも話さず、ずっとあいつの側にいたのに。―――それなのに。 あいつに抱いたのは、最初は恋だったかもしれない。愛だったかもしれない。だけど、今は酷く淀んだ暗く冷たい感情。私以外の人といるあいつなんて、いらない。
6/4/2025, 10:19:09 PM