エルマ

Open App

都は廃れ、逞しい大樹が根を張る
枝葉は鳥獣の寝床、地に眠る骸は芽となる
幾多の幹で蝶の舞い踊る

幼子は草原を駆け夢を観る
留まらない刻が世界樹と成った大樹と悠久と共に在る
巡り廻る自然界には幻想が広がる

我らの父であり母である原初の芽よ
憂い嘆く我らを慰め賜う

刻は廻り、万物に神が宿る
都は栄え、彩色豊かな巨塔を燈す
愛しの芽、移り変わる

今に捉われる我ら
コンツェルンは重なり
新世界を照らすだろう
『華』

11/1/2024, 2:03:54 PM