"君をずっと守るよ"
なんて、考えなくたっていいのに
貴方はどうせただの人間でしょう
私の我儘に日夜振り回されているような頼りない人が
この大きな癇癪持ちの星が泣きじゃくってるみたいな
いつ起こるかもわからない天災に太刀打ちできるはずがないでしょう
守らなくていい 立ち向かわなくたっていい
私は 貴方がそばに居てくれるだけでいいの
ただ隣にいて いつも通り私の我儘を聞いて
『参ったな…』と困った顔をしていてよ
そしていつも通りに私のことを笑わせて
夜が来たら二人でベッドに包まって
手を握って瞼を閉じて静かに祈って
眠ってすべてが去るのをただ待つの
どうせただの人間の私と貴方に
できることはきっとそれくらい
それくらいでいい
それくらいがいい
私はそんな
弱い貴方を
愛してる
−どんなに嵐が来ようとも−
7/29/2022, 1:43:12 PM