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風に乗ってくる音は、どう表現したらよいのか。バラバラに考えて料理の様に構築すれば具体的に完成に近づくだろうか。まずは木の音、次に風の音、その次に太鼓や銅拍子や鈴の音、更に人の声、最後にオノマトペを加えて出来上がるのは、遠くの祭りの様子。

木々の枝と枝がぶつかり、パキパキと音を鳴らしながら、風がカラカラと音をたてて通っていく、その中にトンチキリンと祭囃子を思わせる音が聴こえりゃ、人もニコニコ陽気な気分で、ケラケラと声が出る。そんな楽しげな音が風に乗ってやってきた。

4/30/2024, 12:30:11 AM