星になる

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どうしてこんなふうに生まれて、こんなふうに育ったんだろう。
そういう運命だったのか?
僕が母の胎内からゆっくりと滑り落ち、この地球で産声をあげた時から、そういう運命だったのだろうか。

これが普通なのだろうか。
生まれて育ち、死ぬまで生きるこのやり方は普通なのだろうか。
愛されるために生まれてきたのか、辛い人生のために生まれてきたのか。
どのようにして命が尽きるのか、どのようにして生きれば少しはましなのか。
辛いことはしないでいたい。
それに反して、過去を思うとその苦労がよく思い出される。
辛かったが、今も辛い。

全部、答えを出そうと思えば出せると思う。正解とはいかなくても納得いくまで考えることが出来る。僕は考えたくないだけなんだ。
それはただの気分で、今は考えたくないと思うからそうしているんだ。自分で自分が自由にできる分は存分に自由にしたい。
でもそこに色々絡んで、自分で自分を変えなきゃいけない時がある。
それがどうだと言うことはない。
そういう事がある、というだけ。

映画を観た時、僕と同じようにとはいかなくても、そのひとなりに楽しめなければ悲しくなる。
素晴らしい映画だと思ったものを、貶されると少し悲しくなる。しかし確かに僕は素晴らしいと思ったのだから、そこに明らかな理由はきっとある。
なぜ素晴らしいと思ったのか?なにが特に素晴らしかったのか。みんなはどうして僕ほど感動しなかったのか?
それはもうたった一言で“感性”だろう。
僕は子供舌に違いない。未だに僕はコーヒーを飲んだことがない。

9/21/2025, 8:36:09 PM