お前と一緒にやりたいことが、まだまだたくさんあったんだ。
何度も行ったカラオケだってまた行きたかったし、お前が珍しく興味を示してくれたアイドルグループのライブに一緒に参加したかったし、明日も同じ教室で昼メシを食べると思っていたし、来年も同じ教室で馬鹿みたいな話をしたかったし、卒業するまで一緒に帰りたかったし、進路が別れたって通話しながらオンラインゲームを遊ぶつもりだったし、お互いに成人した時には酒を飲みたかったんだ。
それなのに、なあ。
お前にはもう会えないんだって、どうして教えてくれなかったんだ。
声が枯れるまで
10/21/2024, 3:33:53 PM